
VAPTIO(ベプティオ)のテクニカルMOD、WALL CRAWLER MOD(ウォールクロウラー)のレビューになります。
WALL CRAWLERは直訳すると「壁をはう者」ですが、ようするに「スパイダーマン」です。
メーカーサイトでは「立ち上がりの速さ」を大々的にアピールしていますので、如何程のものか見ていきたいと思います。
開封してみよう

いつものVAPTIOパッケージです。

パッケージ側面
注意事項などが記載されています。

パッケージ底面
正規品確認用のスクラッチシールが貼られています。

パッケージ裏面
内容物がイラスト付きで分かりやすく記載されています。

パッケージカバーはスライド式です。

クッション材は硬い樹脂製です。
液晶画面と裏面にも保護フィルムが貼られています。

内容物
- WALL CRAWLER MOD ×1
- USBケーブル ×1
- クオリティチェックカード ×1
- ユーザーマニュアル(日本語記載無し) ×1

ただただ画面を貼り付けただけで、文章での説明が一切無い手抜きマニュアルです。
今までにテクニカルMODを使ったことのある方ならば問題ないと思いますが、テクニカルMODが始めての方には少々辛いマニュアルだと思います。
WALL CRAWLER MOD のスペック
サイズ | 73*50*28.5mm |
重量 | 117.7g ※バッテリー含まず |
ワット数範囲 | 7-80W |
充電最大入力 | 5V-1A |
スレッド | 510(スプリング式) |
バッテリー | 18650 |
出力モード | VW/TC(SS,Ni,Ti)/Bypass/CCW/CCT/TCR カーブモード有り |
温度範囲 |
100-315℃/200-600℉ (Temper modes) |
保護機能 | 短絡保護 内部温度保護 過充電保護 自動カットオフ(3-10s) 過放電保護 抵抗値保護(VW ≧0.05Ω/VT 0.05-2Ω) |
カラー | Black&SS,Black,Black&Red,Black&Blue |

カラーバリエーション
ブラック&SS/ブラック/ブラック&レッド/ブラック&ブルー

Picoスパイダーマンバージョン?
+/-ボタンが目で左右に足が3本づつの蜘蛛が、蜘蛛の巣に居るデザインです。(たぶん)
上下の黒い蜘蛛の巣部分は樹脂製で、赤い部分はステンレス製になっています。

1.3インチ カラー液晶/-ボタン/+ボタン


裏面には、蜘蛛のイラストと"WALL CRAWLER"のロゴ、"VAPTIO"のロゴマークがシルバーでプリントされています。
LEDで光るような仕掛けはありません。

パフボタン/マイクロUSB端子
握っても普通に持っても押しやすい、クリック感の良いパフボタンです。

PCのUSBやスマホのアダプターで充電出来ます。
5V-1Aまでの対応で、充電状況は液晶画面に表示されます。

バッテリーキャップ/スプリング式510スレッド
上から見ると、樹脂製に+ネジで少々安っぽく見えてしまいます。


フラットトップの18650バッテリーを、下(奥)に+極、上(キャップ側)に-極でセットします。

底面には、"Designed by Vaptio"の刻印とベントホールが開いています。
アトマイザーとの組み合わせ


THRONE TANK [VAPTIO](直径23.5mm)


Turbo RDTA-L [VAPTIO](直径25mm)


Wasp Nano RDA [OUMIER](直径22mm)
操作方法
電源のON/OFF![]() |
パフボタンを4クリック |
モード切替 | パフボタンを2クリック |
メニュー![]() |
パフボタンを3クリック |
![]() |
VWモード (ワット調整) |
![]() |
TCモード (温度管理) |
![]() |
CCWモード (VWカーブ) |
![]() |
CCTモード (TCカーブ) |
![]() |
Bypassモード (バイパス) |
![]() ![]() |
【Mode】 出力モード選択 |
![]() |
VWモードのプリヒート設定 High/Soft/Normal |
![]() ![]() |
TCモード設定 T Unit:℃/℉切替 S/Ni/Ti/TCR1/TCR2/T-Criteria |
![]() ![]() |
CCWモード設定 決定:パプボタン 増減/左右:+/-ボタン Confirmで記憶 |
![]() ![]() |
CCTモード設定 決定:パプボタン 増減/左右:+/-ボタン Confirmで記憶 |
![]() ![]() |
【Setting】 System:Ver/設定リストア Smoke Time:自動カットオフ Sleep Time:画面OFF/スタンバイ Inner Resistance Language |
![]() |
【Theme】 Theme1 |
まとめ

良かったところ
- 分かりやすく操作性の良いUI
- 立ち上がりが速い
- 直径25mmのアトマイザーも余裕で載る
気になったところ
- W数の増減が1W単位
- 電圧(V)表示がリアルタイム値
- 温度管理時の抵抗値ロック・W数設定が無い
- ボタンロックが無い
気になったところは全てファームウェアに関することで、本機はファームウェアアップデートにも対応しているようですが、バグではないので改善の可能性は無いと思います。
最大の売りである「立ち上がりの速さ」はJoyetech系と比べると、
- NORMAL:少し速い
- HARD:滅茶苦茶速い
- SOFT:少し遅い
というのが私の体感です。
極端な話、設定W数+数%のW数で開始しているだけだと思います。
1Ω13WをHARDで使ってみたところドライヒット気味になったので、高抵抗はNORMALかSOFTが無難です。
0.5Ω以下ならどのモードでも大丈夫そうでした。
デザインが気に入った方、HARDモードの爆速を体験してみたい方はどうぞ!
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